言葉の表現、表し方や言い方使い方、このことを指導するのも私の仕事の一つ。
歌詞を書くことも言葉の表現という、その中に含まれています。
歌詞は、いろいろな時、場所、さまざまな人に聞かせるもの。
だからこそ、言葉の選び方、表し方はとても難しい。書き手のひとりよがりは通用しない。
時の流れには敏感に対応しなければ行けないけれど、時流ばかり追っていても行けない。
そこがファッションと少し違うところ。。。かな。。。

歌詞は、メロディーやその曲のアレンジが言葉のニュアンスを表現し歌い手の声色が、
歌詞の演出をしますが、言葉の数の制約が有る分、
言葉選びがとても難しい。。。。

音楽作りをする人達は、いつも聞いてくれる人達を意識して作っているのだけれど、、、。
作っている人の伝えたいことが、
思う通りに伝わったかは、届けてみないと解らない
と、言う部分があります。正直なところ。。。。

つまり、CDで発売していろいろな人に聞いて貰ったり、
ライブで歌ったりして、
はじめてたくさんの聞き手の人達の反応が解る。
作った側の思惑と違うこともあります。

また、話し言葉の言葉選びと、歌詞や書き言葉の言葉選びは少し違う。
話し言葉は、言葉にニュアンス、強弱、イントネーション、声色が付けられる。
同じ言葉でも、優しく言ったり、強く言ったり、ゆっくり言ったり、早く言ったり。。。。
つまり、表現が付けやすい。

文字のみの文章の書き言葉は、
言いたいこと伝えたいことを、文章として説明して表すことができるけれど、
表現された言葉を読む側の都合が、
だいぶ大きな影響をもちますね。
読み手の読解力や、センス、年齢や性格も関係するかも。。。
最近使う人も増えているツイッターなどは、140字と言う制約がありますが、
時々、「これ、どういうつもりで書いたんだろう?」と、読んだ側が悩むこともあります。

でも、やはりなんといっても、一番難しくて、そして体温が有って、奥が深いのが、
話し言葉。
言葉の選び方や、使い方、言い方、表現で、
その人の性格まで表すことができる。
人が持っている、素敵なコミュニケーション手段ですね。

上手に話せなくても良いんですよ
多少、文章が前後してしまっても、
言葉につまっても。。。
直接話す言葉は、単語一言でも、
気持ちや心は伝えられるから。。。。

相手の気持ちをとらえることの出来る言葉や話し方、
このことが、大切です。

もしも、一回で上手く伝えられなかったら、
他の言い方で言い直したって良いじゃないですか
自分の考えや気持ちを、なるべく素直に伝えたいように言葉にするのは、難しいことですよね。
悩んで下さい
選んで下さい

言葉でかかわり合うこと、
かかわり合えて解ること、
まだまだいっぱい有りますから。。。。