明日、久しぶりに聴覚特別支援学校の発音指導授業の見学に行きます。
聴覚特別支援学校?
と、思う方も多いかと思いますが、
以前は、「ろう学校」と呼ばれていました。
今でも、先生方や、関係者の間では、”ろう学校”という呼び名を使っていることの方が
多いかもしれませんね。。。
正式には、聴覚特別支援学校と言う名称になります。

おおよその学校で、幼稚園から高校まで、聴覚、つまり聞くことに何らかの支障や傷害がある子供達が
学ぶ場所です。

言葉を、耳で聞いて覚えることにハンディがあるため、
普通学級では学ばない、”発音指導” の授業がカリキュラムの中に組み込まれています。
あ、い、う、え、お
の50音から、ひとつひとつ言葉の発音を覚える授業です。
本当に、時間と根気がいる勉強です。


実は、私も俳優さんや、アーティストの人達に、
普段、言葉の発音指導や、滑舌の指導をしています。
もちろん、聞こえにハンディがある子供達に指導することと、教え方はだいぶ違いが有ります。
でも、その発音と言葉が音としてどう聞こえるのか?
と言う部分では同じ、
教育現場の先生達と情報を交換することは多くあります。

子供達、みんな補聴器や人工内耳を装着していますが、
こちらがそんなこと忘れてしまうくらい元気
可愛いです。

はじめに、久しぶりに、と書きましたが、
3月11日の震災以来、発音指導の先生達との勉強会や、授業の見学がストップしていました。
でも、限られた時間の中で、子供達が少しでも良い環境で学べるようにするためにも、
私自身も、勉強、そして、出来る限り協力をしていきたいと思っています。
まだまだ、相互協力と情報と知識の共有で、
子供達の教育や生活に、プラスになることがたくさん有るはずです。

学校の呼び名が変わった。と書きました。
子供達は、何かと自分の学校名と名前を言う機会が多いのです。
たとえば、
「青空小学校、一年二組 ○○ ○○○子」
と、いうふうに。。。
聴覚障害を持つ子供達は、この学校名と名前を言えるようになるのも、
簡単なことでは無い子供がたくさんいます。
そして今は、こんなふうに言わなくてはならないんです。
「青空聴覚特別支援学校、一年二組 ○○ ○○子」
長い名前ですね。。。。子供達は、ホントに言うのが大変なのでは。。。

もちろん、呼び方を変えたのは、いろいろな理由と都合があります。
でも、いわゆる大人の都合が優先したのではないのかな?
実際にそこに通う子供達の都合、どのくらい考慮されたのかな?
と、ちょっと考えてしまう。。。。。

なんだか、今起きている被災者のかた達、復興地域の都合についても言えること。。。。
と、いろいろと、考えてしまいますね。。。
良かれ、と思ってまわりがやっていることが、実際には有効的に働いていない。
そんなことが多くある。。。。



また、子供達の様子、学校の様子は、ご報告します
元気な笑顔楽しみです。



コメント、楽しみに読ませて頂いております!
      皆様の感想なども、とても参考になります。
      お返事は、なかなか出来ませんが、ご要望のあることを多く
      今後もコラムに生かしてまいります。ありがとうございます