ボイストレーニング、のことを略して”ボイトレ” って言います。
じゃあ、ボイストレーニング、ってどんなもの?
と言うお話を少し。。。。

みなさん、ボイストレーニングと言うと、まず歌、ボーカルトレーニングのことを
思い浮かべるかと思います。

でも、
ボイストレーニングとは、本来は
「歌の先生に歌を習う。」と言うだけのものとは
少し違うのです。

ただ現状、特に日本では、
”歌をうまく歌えるようにするための、ボイストレーニング” 
が、主になっていますね。
もちろん、目的として、”歌が上手くなるために”
と言うのは、正しいことです。

私も、ボーカルプロデュースをする時には、
「良い歌」にするために、
声の使い方、音程、リズムのとり方、歌詞、表現、様々なことに
気を配ります。


でも、その前にボーカリストが習得しなければならない、
大切なことが沢山あります。

例えば
誰でも聞いたことがあるかと思いますが、
”腹式呼吸”
これは、歌だけではなく、声を出すためにはとても大事な役割をする呼吸法です。
俳優さんや、声を使うお仕事の人も習得するべき呼吸法です。
そして、この腹式呼吸を正しく使うために、
身体の重心と姿勢を修正することが、必要です。

そう、姿勢は身体のバランスや、見た目の”姿の良さ”
と言う点でも、大切ですよね

他にも、言葉の発音や、声の響きや発声を左右する口の開け方、
喉に負担をかけない、声帯の開き方などなど、、、

スポーツと同じで、まず身体で憶え、身につけなければいけないことが
たくさんあります。
いわば、声を出すための身体作りですね。
基礎トレーニングです。

回り道のようですが、この基礎トレーニングを徹底しておかないと、
どんなに歌がうまく歌えるボーカリストでも、
体調を崩したり、疲れていたり、寝不足だったり
また、年齢的なことや、それこそ太ったり痩せたりでも、
声の出方や、喉の調子、いつの間にか音域が狭くなっていたり。。。
などという、喉や声のトラブルが出て来てしまいます。

それに、ついつい自分の歌いやすいと思っている歌い方や、
いつも同じニュアンスの出し方が癖になってしまっていたりします。
でも、そうするとたまたまいつもと違うタイプの曲調の歌だったり、
慣れないリズムの曲だったりした時に、余計な負担を喉にかけてしまうことになります。

歌い癖のリセット、声のメンテナンスと言う意味での、
ボイストレーニングは、常に必要です。

声を出す声帯は、思っているよりも繊細な場所。
なるべく、負担をかけないように痛めないようにコントロールしながら
使っていかなければいけません。
たとえば、年齢的なことも、とても関係しています。

はじめに書きましたが、日本では
”歌手になりたいから”
”歌が上手くなりたいから”
と言う理由で、ボイトレをする人がほとんどですが、

ボイストレーニングとは、野球選手やサッカー選手と同じ、
歌う身体作りの基礎トレーニング、ボイスメンテナンストレーニング
と言う大切な部分もあることを知って下さいね

さて、約一年ぶり
(次はまた来年になるかな。。。?)
ボイスエクスプレッション・ワークショップまで、もうすぐです。
今回は、内容も濃ーい、みっちりのワークショップです。
参加者の皆さん
楽しみにしていて下さい
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ワークショップのお知らせです。
長時間ですが、”やりごたえのある内容”のワークショップになっています。
プロアマ問わず、もちろん年齢や男女問わず、ご参加頂ける内容です。
そしてそして、
最後の質疑応答ののコーナーでは、ご希望の方には歌の”ワンポイントレッスン”などもありますよ。。。
詳しいお問い合わせなどは、前回のブログを、もしくは下記でご確認下さいませ

「ボイスエクスプレッション・ワークショップ」
宮地楽器MUSIC JOY 神田
http://www.miyajimusic.com/school/kanda/
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