ボイストレーニングやボイスレッスンという言葉は聞いたことがあるでしょう?
でも、それと同じくらい大切なこと、
いえ、たとえボイトレをしばらくやらなくても、
続けなくてはいけない、大切なことがボイスメンテナンストレーニングです。
以前にも、書いていますので、”ボイスメンテナンス”で、記事を検索してみて下さいね

これは、歌を歌う人はもちろん、
俳優さんやアナウンサー、声優さんはじめ声を使う人全てに必要なレッスンです。
もちろん、お仕事で声を出したりお話したり。。のかた達にも。

声は身体から発っせられるもの。
年齢、体重、環境、季節、時間、体調、さまざまな事が影響してきます。
簡単に言ってしまえば、声の調子はいつも変化するんです。
10代の頃と同じようなつもりで声を出しても、
同じ音の高さが出なかったり、声量に変化があったり。。。
声は正直です。

プロのゴルファーも、もう何年もプレーしていても、
いつの間にかフォームが崩れてきたり、思うようなショットが打てなくなって
スランプになったりするでしょう?
ビデオにとった自分のプレーを見て、気がつかないウチに崩れたフォームを見直したり、修正したり
もっと良いフォームを研究したりしますね。

声だって同じ事。
年齢や状況に応じて、
ついてしまった悪い声の出し方の癖を修正したり、
より良い声の出し方を練習したり、

・体の使い方。
・姿勢。
・呼吸の仕方やタイミング。
・喉の開き方。
・口やあごの開き方。
・声の響かせ方。
・言葉の発音。
 などなどなど。。。。

ちゃんとリセットして、
見直す。
このトレーニングは、大変大切です。

そしてこれは、声を使って疲れてしまった喉を良い発声で上手にほぐして、
疲労を早く回復させる。
というトレーニングでもあります。

お医者様では、炎症や腫れが無ければ、治療はしません。
でも、普段から声を使う人にとっては、
「なんだか声の調子が悪い」「以前より声がスッーと出ない」「直ぐに擦れてしまう」
なんて言うことは、思い当たることが沢山ある事と思います。

声帯にポリープなど出来てしまい治療や手術をした人も、
治療の後に、声の使い方や発声を修正しないと、
また、炎症やトラブルを繰り返すことになってしまいます。



実は、まだまだ日本では、このボイスメンテナンストレーニングを取り入れる人は少ないのです。
でも私は、声を使うプロの人こそ、このトレーニングをもっともっと重要視するべきだと思います。
ただし、歌の練習とは違い、声の微妙な変化と調子を調整する物ですから、自分自身でのメンテナンストレーニングはお薦めしません。
きちんと、ジャッジしてくれるトレーナーのもとでトレーニングしてくださいね。

そうそう、声をいつまでも若々しく保つためにも、効果的なんですよ