今日は、聞き慣れ無い言葉かも知れませんが、ボイスメンテナンスについて。。。

以前、日記でもふれましたが、
ボイトレ、ボイストレーニングと聞くと、まず”歌が上手くなるためのレッスン”
と、言う印象を受けますね。
もちろん、結果的にはそうならなくては、いけないんですけど
その前に、声を出すために必要な呼吸法、声帯の開き方や使い方、身体の使い方や姿勢、などの基本的な部分をしっかりと、身体の感覚として、習得することもボイストレーニングでは大切です。

そして、
今日は、ボイストレーニングではなくて、ボイスメンテナンスのお話。
ボイスメンテナンスは、歌のレッスンと言うよりは、
呼吸法や声の出し方、音色や響きの表し方のクリニックレッスンです。

声を使っているうちに、いつの間にか付いてしまっている、そのひとの
 ”出し癖” や、”歌い癖” ”言葉の発音癖”(私は、特に下顎の使い方を修正します。)
ブレスの使い方、年齢や体調によって変化している声帯の開き方、使い方をチェックします。

「以前は出ていた、高さの音が出ない」
とか、
「声が細く、薄っぺらくなった気がする」
とか、
女性の場合は、
「声が低く太くなった」
とか、
「長い時間歌うと喉が痛くなる」
「声が、しゃがれて、ハスキーになって来た」
などなど。。。。

そんなものなのか
と、放っておくと。。。。
益々、その状態は進んでいってしまいます。

歌手の方が自分の曲なのに、最初に歌ったときよりもキイを下げないと歌えなくなってしまう事が、
良くあります。

声は身体から、発するもの。
何か別の楽器では無く、全て自分の身体を使い鳴らすものです。
姿勢や出し方だけではなく、
骨格や体型によっても音色は変わります。
もしも昔よりも10キロ太っていたら。。。
そんな方は、要注意
その増えた脂肪が。。。首まわりにも付いていて。。
声帯を圧迫していたり。。。
呼吸が浅くなっていたり。。。
なーんて言う事も、実は多々あります

年齢による筋力の衰えも、関係します。
横隔膜や腹筋、声帯の筋肉にも変化がありますから。。。。
10代、20代の時と、30代、40代のときでは、
声の出し方も見直し調整が必要です。
もちろん、歌う声の場合だけではありません
話す声でも同じです。

プロの方でも、今歌っている曲が、ちょっと自分のキイとしては高めの曲だ。
と、言うだけで、声の悪い出し癖、歌い癖が付いてしまいます。
1ヶ月に一回、長くても3ヶ月に一回は、ボイスメンテナンスをお薦めします




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