以前にも、練習方法のことには触れましたが、今回は続編。
以前の記事を、読んでいない方のために振り返りながら。。。。

歌の練習をする前に、まず、皆さんに認識して貰いたいことがあります。

・歌作りの前に、声作りをする
・声作りの前に、身体作りをする

と言うこと。。。
声を出すということは、身体が楽器、そして演奏者はあなた。
音を出す楽器もあなたで、ならしての演奏者もあなたですから、
ある意味、体力勝負
的なところがあります。

さらに、伝えたいこと歌いといことの表現もしなければならないのですからね。

じゃあ、明日からジムに通って体力作り
と、思い立つ前に、出来ることはたくさん有ります。

まず、座り方、立ち方、歩き方のチェックをしましょう。
座っている時には、みんな以外と姿勢が悪く、猫背になっています。さらに顔を前につき出して座っている人がとても多いです。
パソコンの画面など見ている時には、とくに。。。
改善するには、余りイスに深く腰掛けないで、両足が床につく高さにイスを調整する。
足を組んで座ると、猫背になります。
更に、左右の重心を摂る位置がズレてしまいます。
出来れば足は組まないで座る、癖になっているのなら、クミ足を時々組み替える事を意識してください。
どうですか?
いつもの反対の足を組んで座ると、なんだか楽じゃない、と、感じませんか?
そうなんです、それだけ重心がゆがんでいるんです。
組み換え癖を一定期間心がけて見てください。
だんだんと違和感がなくなって来るはずです。

立ち姿の時も、左右の重心はおヘソの辺りを意識する、前後の重心は背中にS字ラインを描くように意識して、キュッとお尻を締める感じを意識します。
私は、背中の“拳一個ポーズ” と言っていますが、
詳しくは、著書「声と言葉の表現力アップ術」http://bit.ly/bpaAeYに、画像つきで説明して有りますので、
是非参考にして下さい。

歩く時ですが、歌う時に歩きながら。。という事も余りないかもしれませんが、姿勢に関連することなので、歩く時にも、背中の“拳一個ポーズ”を意識して、さらに歩くたびに左右に重心が揺れないように気を付けます。
左右に揺れている人の歩き方は、左右の肩が大きく上下して歩いています。

なぜ、身体作りをする上でこの姿勢が大切かと言うと、ゆがみを正し、姿勢を改善することで、正しい腹式呼吸が出来るようになるからです。
正しい呼吸は、日常生活においての健康にも、
もちろん吐く息によって出される”声”にも、大きく影響するからです。

ジムやスポーツクラブにいって、身体を鍛える前に、ちょっとした日常生活でこれらのことを心がけてください。
鍛えるのは、それからです!!


明日に続く。。。。。