いろんな、声の人がいて、いろいろな歌い方があり、いろいろな曲があり
いろいろな表現、いろいろな個性が有ります。

音楽や歌は何が正しく、何が間違っているとか、何が良くて何が良くないのか、
とは言いきれない部分が多く有ります。
もちろん、音楽だけではなく、役を演じる俳優さんも同じこと。

例えば、歌や演奏について、
上手いのは解るけれど、好きではない。
とか、
きれいな声だけど、飽きてしまう。
とか、
一生懸命歌っているけれど、聞いているほうが疲れてしまうなど。。。。

そんなズレ、結構有ります。

パフォーマンスする側(送り手)の感度やセンスと、
それを聞いたり見たりする側の(受け手)感受性やセンスが、一致することなんて
まず、無いのですから。。。あたりまえです。

でも、だからこそ作った作品や演じた物が、
受け手側それぞれの中で育ち、変化してゆき、成長してゆくんですね。

それも、個々それぞれの個性が関わる、人と人のコミュニケーションだと思います。

送り手と、受け手の、感度の相乗効果が一致して、初めて「いいなあ!」「感動した!」「もっと聞きたい」「もっと見たい」と、言うムーブが生まれてくるのだと思います。

この、受け手側の反応や感受性、作り出す送り手側は、よく見失います。
もちろんこれは作家本人だけが、という意味ではなく、制作に関わるいろいろな人たちの感性と、事情が関係してくるからです。


作り出す側、送り手としては、いま流行りのブームな事を繰り返し提供するのではなく、
「こんなことに気がついて下さい!」「見方を変えるとこんなことが見えてきますよ」
などという、
”感情の投げ掛け” や ”思考の投げ掛け” のきっかけを提供してゆくことも、とても大切なだと
私は思っています。

とくに私が関わる”言葉”の部分は、メローディーのような”音”に比べて、
とてもダイレクトに聞き手、受け手に届いてしまう部分。
”直接表現を伝えられる” という部分と、限られた”言葉” にしてしまう難しさがあるんです。



感覚や感度のズレがあって当たり前
それが面白い!
でも、そのズレを見越し想像して、モノづくりができればいいのに。。。と
いつも思って心がけている日々です。。。。


あー今日は、難しい話になってしまいました
ゴメンナサイ です。
次回は、”声作り” についてです


22日の「ボイスエクスプレッションワークショップ」近づいてまいりました
またまた、初めての方達とお会い出来ることを楽しみにしています。
ワークショップ本編終了後に、皆様からのご質問にもお一人づつ出来るだけお答えしたいと、思っています。
声、自分の見せ方、表現、言葉、全てに関わる内容です。
皆様も是非ご参加下さい。


「ボイスエクスプレッション」ワークショップ

歌う声や話す声、歌う言葉や話す言葉、そして歌の表現や言葉の表現について、
体験しながら、憶えていくボイスエクスプレッションのワークショップを
8月22日、”宮地楽器MUSIC JOYお茶の水”におきまして
開催いたします。是非ご参加下さい。
お申し込みは、こちらまで、
ネットからのお申し込みが出来るようになりました!!

・宮地楽器MUSIC JOYお茶の水 電話 03-3294-0600 
・ネットからのお申し込み https://www.miyajimusic.com/form/PCForm.php?a=34&j=FJ_vex&c=20100821

ボーカリストの方はもちろん、プレゼンやお仕事で声を出す方、お話をする方、声や言葉のグレードアップをしませんか?

内容詳細につきましては、こちらのホームページよりご覧になれます。
宮地楽器MUSIC JOYお茶の水
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